ペットを飛行機に乗せること
2024年1月2日、羽田空港で起こった事故で、海上保安庁機に搭乗していた5人と旅客機で乗っていた2頭のペットが亡くなった。ご遺族はじめ近親者、関係者の方々には、心よりお悔やみ申し上げます。
このような事故が起こったことは、私の記憶の中にはなく驚いています。羽田空港は過密スケジュールだとは聞いてことがありますが、何故このような事故が起こったのか不思議でなりません。
事故直後、それまで作動していたセンサーが12月下旬(具体的な日付も書かれていた)から動作していなかったとのニュースが出た。そのセンサーは誤侵入を教えてくれるものらしい。しかし、その後、センサーは動いていたと発表があった。
以上のように理解していたが、実際は少し違ったようだ。分かり易い記事が以下だった。
「あれ?」と誰かが口に出していれば…「多重防護」をすり抜けてしまった羽田空港の衝突事故
https://www.tokyo-np.co.jp/article/301427
視界が良い時は「ストップバーライト(停止線灯)」は稼働しないようなことが書いてある。それとは別に管制官も「注意喚起する監視システム」があると書いている。それでも事故は起こってしまう。
昔は人間の能力でどうにかカバー出来ていたのではないだろうか。それがコンピュータなどの手助けが当り前になり、出来なくなってきているように思うことがあります。
10年くらい前からだろうか、バスが行き先を間違えることがあるので、運転手によく見えるように行き先表示を設置している所がある。
電車も運転手に対する注意喚起を掲示することを見るようになった。
還暦が近い私は「世の中、変わったな」と思いますが、若い人たちの中にはそのように感じない人もいるのではないかと考えたりもする。
そんなことを考えるようになったのは「犬とゆく」を長年運営していて、自分が変わったと感じていることが、はじめからその通りだと思っている人達が多いことに気が付いたから。
今のペットブームの基礎的な形が出来たのは、1990年台後半の小型犬ブームだと私は考えています。それがあってからか1999年に動物の保護及び管理の法律は(名称も変わるほどの)大改正が行われます。ちょうどその頃からネットインフラも拡充し人間関係の在り方も変わり、不遇なペットを救う活動にも大きな変化が見られるようになってゆきました。
また、阪神淡路大震災、中越地震など1990年台後半以降の大規模災害もペットに関連した草の根活動が盛んに行われるようになった機会になったと感じています。
それらは良い方向に向いていることです。しかし全ての人、全ての事柄が良い方向に進むことが出来ているとも限りません。
私は今もSNSを使いこなせません。外出すれば現金で支払うことが多いです。「時代についていけない」と思っています。
ペットに関することも「昔のままの感覚」の人たちは、少なからずいると感じています。
「犬とゆく」は現実を前提に情報提供しています。理想や自分の頭の中の「こうあるべき」を排除するように努めています。そのために情報収集には時間をかけて冷静に理解するように配慮しているつもりです。
余談が長くなりましたが「ペットを飛行機に乗せること」について。
昨年7月とある集まりで、ペットを飛行機に乗せることについても話題になりました。
私は当然、2006年のビスコ君と2022年から始まったスターフライヤーのサービスについて触れられると思ったのですが、それらの話は誰からも出なかった。このようなことはよくあることなので(他の人たちで盛り上がっていたので)私はほとんど発言せずに、その場は静観していた。
集まりから帰宅してすぐに「飛行機 ビスコ君」で検索をかけても関連の情報を見つけることが出来ませんでした。「なるほど、もう皆が注目する事故ではないんだな」と考えたりしました。
「犬とゆく」には関連記事がありますが、そこからのリンクはほぼリンク切れ(これを書くにあたって修正しました)。やはりあの事故はもう忘れられてしまったのだなと残念な気持ちになりました(あの事故があり航空各社が検討・対応したことをご存じの人も多いと思いますが)。
そしてこの正月の事故後「飛行機 2006年 ペット 事故」で検索をかけると、昨年7月には出てこなかった結果が幾つも出てきました。更に「ビスコ君」を追加すると「犬とゆく」でリンク切れになっていた飼い主さんのブログも引っ越し先が見つかりました。
記憶されている方々が検索した結果なのでしょう。その記憶している方々は、マスコミや動物愛護の問題を声高に訴えている人たちではなく、日々ペットと幸せな生活を求めている市井の飼い主なんだろうと想像しています。
もし声高に訴えている人たちが取り上げているならば、昨年7月の時点で検索結果に出てきたでしょうから。
スターフライヤーについて、以下のような記事が出た。
ペット同乗サービス提供のスターフライヤー明かした「避難時には連れ出せない」意外な理由
https://jisin.jp/domestic/2280577/
理由を「意外」だと記者の方はお考えのようですが、ペットの生活について長年興味を持っている人であれば、調べたことがあり知っていると思います。
このサービスを他社がやらない理由は苦労が多いからだろうことは想像つきますが、何を苦労されるのか少しでも調べてみると、幾つもの現場作業や各方面の対応に決断・解決せねばならないことがあることが分かります。それは、ペットが社会の中でどのように見られているか・扱われているか、それを再確認することにもなります。
参考までにこのサービスのページへのリンクも書いておきます。
FLY WITH PET! | 搭乗手続きについて | スターフライヤー
https://www.starflyer.jp/checkin/pet/flywithpet/
先の記事にあるようにペットは手荷物としてであれば持ち込むことが(法律上)許されます。
法律で許されたとしても、航空各社が同乗サービスを行うかは別な話であることは、他社が同様のサービスを行わないこからも理解いただけるとおもいます。
「FLY WITH PET!」の料金は、50,000円と書かれています。利用者が増えれば下がってくるのかもしれませんが、私の感覚からすると高額です。何故高額な設定をするのかは(先にも書きましたが)それだけ苦労が多い(コストがかかる)からです。
その(公共交通機関側の)苦労を減らし、ペット連れがより安心して利用できるような社会を目指すには、飼い主とペットの関係の向上が不可欠だと考えて「犬とゆく」を続けています。
ついでに書かせていただければ、事故の前日に大規模災害が発生し、避難所生活を余儀なくされる人たちいらっしゃいますが、ペットと暮らしている人の中にはご苦労多い方も少なくないはずです。それを減らすためにも「犬とゆく」を続けたいです。
「何のこと?」とお感じの方が多いと思います。なのでひっそりと運営しています (^^ゞ
いつの日か「犬とゆく」が(昔のように)ある程度評価されるようになってほしいですが(今の時代のネット運営は苦手なので)それはあり得ないと思っています。せめて同じ考えで運営されるサイトが出てくることを祈っています。
最後に私個人の「ペットを飛行機に乗せるか?」の考えを書いておきます。
「飛行機にペットを乗せるリスクを考えて、出来るだけ載せずに他の方法を考えるべきでは?」との意見をSNSなどで見ますが、私も同意見・同感覚です。
「やむを得ない事情がある場合、リスクを覚悟で利用するしかない」そのように考えています。
「犬とゆく」を始めた頃と今では、ペットに関わるサービスやグッズの数は増え、質は向上しています。飛行機に犬を載せることも今のようによく考えられていませんでした。私はそんな時代の感覚のままなのかも知れません。なので石橋を叩いて渡るような感覚でペットとの日常を考えてしまいます。
「飛行機事故、大規模災害、それらに自分が遭うことはない」とは考えられず、また「日々のペットとの生活が誰の迷惑にもならずに楽しめるならば、その様な時にも苦労が減るだろう」と考えて「犬とゆく」を運営しています。
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