« 1013 未明~朝 | トップページ | 1013-1014 葬儀の後 »

2010/12/23

1013 午後

20101223a     20101223b

法要は二時からですが、うーにーがよく行った公園を周りたくて、早めに出ることにした。
十二時半くらいから、荷物を車に載せ始めたら、昨日も来て下さったお向かいのおばさま方が最後に撫でてくださり、お見送りをしてくれた。
棺に入れられるおもちゃは限られているとのことで、食べ物をいっぱい持たせることにしました。もちろんアイスクリームも。食べなかった魚肉ソーセージも。もちろん馬肉やオヤツ類も。そしていただいた御花を持って出発です。

家を出たのは、十二時四十分過ぎ。
羽根木公園、駒沢公園、多摩川土手、岡本公園、砧公園と周って、お世話になる妙法寺へ。
途中、「ここにはこんな店があったよね」とか「ここは、昔お世話になった人が住んでいた所だ」など、世田谷区内は思い出いっぱい。

 

法要は、だいたい人間と同じ。
納棺、読経、焼香、出棺、火葬場にて焼香、火葬・・・・

20101223c     20101223d

納棺後も何度もうーにー触った。耳も首の後ろの皮が余っているところも、尻尾も硬くなることがなかった。いつまでも軟らかく、このまま生き返る準備をしているようでならなかった。そんなことが頭によぎると、涙がこみ上げてくる。

20101223e     20101223f

二人だけの葬儀でした。お陰で私は思いっきり泣きました。でも泣き足らない感じ。
式次第を見ると、読経後の焼香の後に「尊師のお言葉」というのがあるのですが、私の泣き方に驚いたのか、省略されてしまいました(笑)

20101223f_2     20101223h

火葬待ちの間、地下にある納骨堂の説明を受けた。ゴールデンが多いように感じた。
他の犬や猫と遊ぶことよりも家に居ることが好きなうーにーには、ここは可哀相だ。
参列者が多いときは本堂で読経をすると聞いていましたが、動物霊園の本堂はここ(地下)にあった。
火葬の予定時間は二時間。女房は携帯で何やら見ている。私にはメールが来ることもなく、手持ち無沙汰でうたた寝してしまう。自覚はないが疲れているようだ。

20101223i     20101223j

火葬が予定をオーバーする。骨は多少しっかりしていると思っていましたが、そこまでではないと思っている。アイスや冷凍馬肉を入れたのがいけなかったか?

火葬開始から二時間十五分で声がかかる。
火葬場に行き、うーにーの骨を見る。写真を撮ろうと思ったのですが、あまりに粉々になっているのでやめました。

写真を撮ろうと思った理由は、顎の腫瘍の所がどうなっているか記録しておきたかったから。しかし、その辺りが黒や灰色に煤けて、腫瘍のあった左顎奥は、崩れて形が分からなくなっていました。
全体的に粉々になってしまっていたので、用意した骨壷はスカスカ。とても寂しい。

その後、骨を拾って説明を受けて、終わり。
代金は、72,000円。理由を上手く説明できませんが、リーズナブルな金額だと思っています。参列者が増えてもこの金額のようなことを言っていました。

 

帰宅すると、「犬のパン屋さん」からお花が届いていました。
家に入るとまいすはご立腹。女房がすぐにご飯をあげる。

お向かいのおばさんは、栗おこわとおかずを用意してくださっていました。

女房は、祭壇作り。私は後片付け。20101223k
うーにーが横たわることのない我が家はがらんとしています。

そして暑い。特に最期は24時間一緒にいた女房は20度に体が慣れていて、23度くらいでも暑いという。

がらんとした我が家。うーにーの祭壇。
部屋は暖かくなりました。それは全く嬉しくないことでした。でも、エアコンをかける気にはなりませんでした。気配りうーにーがそう言っているような気がしてなりませんでした。

|

« 1013 未明~朝 | トップページ | 1013-1014 葬儀の後 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 1013 未明~朝 | トップページ | 1013-1014 葬儀の後 »