2017年11月27日 (月)

猫ドアをつけてみて

前回は猫ドアを付ける作業について書きました。
今回は、取り付けに際して、高さや裏表など悩んだこと、そして、使ってくれるのだろうかと悩みながら猫ドアをつけてみて、感じたことを書いておきます。

 

高さ

前回書いたように、背線よりも少し高い位置をドア部の上辺の高さにして正解だったと思いました。
くぼみが片側にだけ来る構造なので、くぼんでいる側から入ろうとすると、穴に頭を突っ込むような感じになります。そのような時に、猫は頭を高いままにしないと思うので、この高さで良かったと思っています。

 

裏表(くぼみをどちらにするか)

これにより外気(冬なら冷気)が出来るだけ入って来ないようにと考えましたが、これはあまり関係ないようです。

くぼみをどちら側にするかは、猫がより行きたい方向にくぼみがない面を設置し、猫ドアに慣れてもらうのが良さそうです。
我が家の場合、くぼみは部屋側、廊下側は(人間の)ドアと猫ドアに段差がないように取り付けました。部屋から出るのが怖くて、すぐに戻りたいおばまの場合、これが良かったみたいです。

おばまのように何事にも慎重な猫は、狭い所に頭を入れることをしたがりません。なので部屋から出る方向では、なかなか使ってくれませんでした。
逆側(廊下側)からは、10日もかかりましたが使ってくれました。理由はくぼみがなかったことと、「とにかく部屋に戻りたい」という気持ちからだとおもいます。
それから数日で、部屋から出るときも使ってくれるようになりましたが、恐々という感じで、あまり出てこないし、出てきてもすぐに戻ろうとしてしまいます。

使ってくれるようになるまで、女房は日々苦労していました。まず、手でドアを手前に開けて抑え、こちら側に美味しいお刺身を置く、などしてどうにか通ってもらうようにしました。それを繰り返した後、(ドアは手で開けずに)ドアの向こうにお刺身を置き、それが見えれば(たぶん匂いが届けば)、どうにか出て来てくれるようになりました。

 

大きさ

私は今でも「シャー」と言われてしまうので、トレーニングに参加しませんでした。
やっとおばまが自力で出入りする姿もあまり見る機会はありません。私を見ると部屋から出てこないし、廊下にいればすぐに帰ろうとするから。

なので、出てくるところを見たのは2~3回だけですが、印象は「おばまには小さかったかも」。でも使ってくれているので結果オーライです。
ドア部分(開閉部)は、約15センチ四方

大き目、太目、慎重な猫の場合、ちょっと狭いかなと思います。
しかし、大きさを理由に使わなかった猫はほとんどいないようです。

 

まとめ

ドアに穴を開けるのは一大決心が必要です。梁のようなものがどのようなものか分からないと不安も大きいです。我が家の場合、処理が簡単なものだったので、全体的に難しいことはなく出来ました。


商品を手にしたら、設置する高さ くぼみ(表裏)をどちらにするか、悩むかもしれませんが、私なりの結論は上記です。

猫に気持ちよく使ってもらうには、大きさも考慮する必要があるかもしれませんが、大きいと外気が入ってくるのでは、と気になったこともありました。

我が家の場合、「使ってくれるか」が一番の問題でしたが、どうにかクリアしてくれました。
猫ドアを使ってくれるようになってから、部屋からあまり出て来なくなり、出て来てもすぐに部屋に戻ってしまいます。
それまでは、おばまが外に出る時間帯は、(人間の)ドアを開け放していました(廊下が寒い家なので部屋が冷えてしまいます)。
ドアを開け放してあげた方が安心するみたいで、今でもドアを開け放すと、以前のように出てきます。

色々と悩むことはありましたが、「使ってくれないかも」と考えると、価格の安いものになり、この商品になりました。この商品で機能的に問題と感じる個所は全くありませんので、これで充分だとおもいます。

とにかく、使ってくれるようになって何よりです。

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2017年11月26日 (日)

猫ドアをつけてみた

おばまのために猫ドアをつけた。何年も前から(まいすの時から)考えていたことですが、やっと実行。

何を躊躇っていたかと言うと、ドアに穴が綺麗に開けられるか。ドアの中には梁のような強度を保つためのものが入っているだろうから、それをしっかり切ることができるかが不安でした。

商品は、右下のもの。
この商品に決めたのは、両側から出入りできることと、開きっぱなしならないようにマグネットが着いていることと、何よりも価格。この価格は嬉しい。


商品が届き、中を確認すると、猫ドア本体(表側と裏側)、説明書、ネジなど。ネジなどの写真は撮り忘れましたが、使う時(最後の方)に撮りましたので、最後まで読んでくだされば見ることができます。

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説明書は、ドアに穴を開けるときの型紙にもなっていますが、説明書を切ってしまうのは不安なので、自分で型紙を作り直しました。
上の写真をみていただければ分かると思いますが、表側と裏側では、開けるべき穴の大きさが微妙に違います。説明書の型紙は大きい方サイズになっているし、一枚しかないので作業し難いのではと考え、実物に合わせて作り直しました。

自分で作った型紙をドアをに貼り、その外側に鉛筆で線をひいた。貼り付けたままにすると、作業の邪魔になりそうなので剥がした。
ちなみに、まず小さい方の穴を開けることにした。

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この時、高さに悩みました。おばまが立っている時の頭の天辺辺りをドアの上辺にしようと考えたのですが、猫がこのようなものをくぐるときは、背線と首や頭は一直線になるので、体高に少し加えたくらいの高さがいいだろうと考え、この高さになりました。

もう一つ悩んだことがあります。この商品のドア部分は、穴の片側に寄っています。片側は(人間の)ドアの面に猫ドア面があり、逆側は(ドアの厚さ分の)くぼみの先にドアが来ることになります。
どちらを部屋の内側にするか悩みましたが、ネットで聴いてみたところ、「どちらでもいいのでは?」という声が多かったので、部屋側にくぼみがありようにしました。理由は、こうすることによって外からの冷気が少しだけ入り難いかなと思ったから。

穴を開けるのは電動ドリル。我が家には木工関係のものは結構揃っている。ドリルはちょっと本格的なものがある。ビット(先に付けるもの)は簡単なものでいいだろうと、下左の写真のセットの一番太いものを利用。
少しやってみると、向こう側の板も穴を開けてしまうので、下右の写真のようなつっかえ棒のようなものを付ける。

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ドアの板はツルツルなので撥ねてしまうが正確さは必要ないとおもうので、とりあえず、隅に穴を開け、そこから太いカッターで切れるだろうと考えた。
しかし、私の背後で「それじゃ、いかん」というおばま様の視線を感じた。

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ばまちゃんの視線は別にして、中にあるだろう梁のようなものが気になるし、所々進まなくなる。
ネットに「引回し鋸」を使うといいと書いてあったので、探し出して使う。

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進まないでもないが、所々進まなくなる。縦一辺だけでも結構時間がかかってしまった。こんなことなら、ドリルでどんどん穴を開けた方がいいだろうということになった。

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この方法の方が早いのですが、ドリルが撥ねてしまう。このドリルは強さが調節出来たことを思い出して、弱めにしたらほとんど撥ねなくなった。
そしてどんどん穴を開け、引回し鋸で一気に繋げていった。

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あとは一気に、バリっと剥がせるだろうとおもったらビクともしない。
仕方ないので、とりあえず上2センチくらいの所を水平に穴開け&穴繋ぎしてみた。

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ついに梁のようなものが見えた!、なんど段ボール(紙)でした。
だいたいの構造が分かったので、穴をいっぱい開けて板を割ってゆく作戦にした。すると苦労することなく板が剥がれていった。

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段ボールは、カッターで切ってゆく。少々面倒ではあるが地道に作業は進む。
仕上げは、嵌めこむ現物をあてて、鉛筆で線を引き、カッターや引回し鋸で仕上げてゆく。ほんの少し削るのはちょっと面倒でしたが、焦らず少しずつやりました。

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次は向こう側の板。こちら側の板を切った部分をガイドに鉛筆で線を引き、ドリルで穴を開けて、その後、カッターや引回し鋸で切ってゆきました。
反対側からドリルを使うので、裏の表面側がバリバリになってしまいます。
反対側は穴を大きく開けなければならなないのは分かっていましたが、ズレるのが怖かったので、この方法で。穴を大きくすることでバリバリも取れるだろうから、いいかも。

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とりあえず穴を開けた時の写真(下左)。バリバリがバリバリです(笑)
ばまちゃんも心配そうに見ています(うるさくて嫌だったとおもいます)。

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この時点で商品を嵌めてみる。
廊下側(穴を大きく開けなければいけない側・下写真右)の向かって左側が膨らんでいるのが分かります。穴が小さいからです。左側にバリバリも少しはみ出しています。
よくよく見てみたら、この写真、仕上がり予定と裏表逆に取り付けています。くぼみ面が廊下側になっています。広めの穴を開けなければいなけい側(廊下側)に小さい枠を入れても膨らんでいます。これは、穴がずれていたからだと思います。とにかく、この後、ちまちま調整しました。

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廊下側のバリバリ取りを兼ねて、商品の大きさに合うように穴を広げてゆきます。それでもバリバリは残りましたが枠の中に納まる程度(下写真右)。

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これに商品を嵌め込む。これだけガジガジなので、ネジ止めしなくても動きそうにありませんでしたが、万が一取れてしまったら、ばまちゃんはとてもビックリして、二度と使ってくれなくなるだろうからしっかり留めることに。それ以前に一度でも使ってくれるか心配でした。

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この時点で、ばまちゃんも私の努力を理解してくれた様子。それともこれから起こるだろう何かを恐れているのだろうか。なんか神妙な面持ち。
ネジですが、下右写真の長いもの(写真内左)が商品付属のものです。一本しかないものは、家にあったもので、これを取り付けに使い残りを写真に撮りました。

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とりあえず、猫ドアを付けることができました。問題は、ばまちゃんが使ってくれるか。
今はどうにか使ってくれるようになりましたが、そうなるまでに女房がとても苦労しました。
取り付けたのは、11月9日。初めて外から部屋の中に入ったのが、19日。初めて部屋から外に出たのが22日。

今では、本人が出入りしたいと思ったときは使えるようですが、そう思うことがほとんどない彼なので、一日に何度も使いません。

次回、付けてみて感じたことを書きたいと思います。

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2017年8月26日 (土)

飼い主って色々(突然頭に浮かんだ)

7月上旬から、縦になるのが良いのか横になるのが良いのか、悩ましい生活を送っています。

そんな日々を送り始めた頃だったと思う。以前、時計が落ちた話を書きましたが、今度は、うーにーの写真が落ちた。
高い位置に、うーにーとまいすの写真が飾られ、その間におばまの写真が飾ってある。その中でうーにーのものだけ落ちた。

午前中の早い時間だった。私は横になっていた。ガタン!と大きな音がした。部屋を見渡したが、何が起こったのが分からなかった。落ちたのがうーにーの写真だと分かるまで少し時間があった。

落ちたうーにーの写真を見つけて、何故か「猫の飼い主よりも、犬の飼い主の方が獣医学的なことに詳しい人、多いよな」と頭に浮かんだ。何故、そんなことが頭に浮かんだのか分からない。犬の飼い主だって疎い人はいる。何故そんなことが頭に浮かんだのか、自分でも不思議だった。

その理由について考えてみた。
猫は痛みに強いというか、あまり表に出さない。犬も痛みに強いが多少は表情に出る。なので病院に行くことが(猫に比べれば)多くなり、知識もついてゆくのかな、と思ったりした。

さらに考えてみれば、人と犬、人と猫、との関わりはやはり違うんだろうなということ。そんなことを考えたりした。

20170826

今日は、ばまちゃんの血液検査に行ってきた。糖尿病の経過観察。
肝機能の数値が少し悪かったのと、血小板が少し低かった。血小板は誤差の範囲を言えるくらいだったのですが、備考欄に肝機能の影響が考えられることが書かれていたので、先生に「何故、血小板と肝機能が関係するのですか?」と聞き、説明していただく。ばまちゃんには関係なさそうだ。
病院にある機械では、猫の血小板が少なめにでることがあり、その理由につても説明していただいた。

こういうことの積み重ねなのでしょうね。10年20年で差が出てくる。
それは何でも同じだとおもいます。

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2017年8月23日 (水)

ばまちゃん、すごい

ばまちゃんは部屋から出るのが大嫌い。家から出なければならない病院通いなんてとんでもない。病院へ行けばいじくりまわされたり血液検査もやらねばならないから、絶対行きたくないだろう。

病院にいくことが多い週末の午前中は、ちょっとしたことで「もしかして」と思うのか、押入れに篭ってしまうことがある。曜日と時間、そして私と女房の行動で判断しているようなので、私たちも如何にフェイントをかけるか一生懸命になる。

今日(平日)、インスリンが切れそうなので私だけでカートリッジを買いに行くことにした。ここのところばまちゃんは調子いいので連れていかない。
女房は仕事で不在。いつも病院へ行く時間よりも遅い時間。週末でもない。

しかし、私が鍵と財布と返す針、そして病院の診察券を持って部屋を出ようとしたら、何故か押入れに入っていった。診察券で分かったのだろうか。

 
東日本大震災後、人が暮らすことを禁じられた町で生きてきたばまちゃん。これくらいの勘ががなければ生きてゆけなかったのかも。
震災後約一年半後に捕獲されました。震災直後は多くの猫が命を落としていったと聞いています。与えてくれる食べ物のない日々を過ごし、暑い夏、厳しい冬をしのいできた。その後、美味しい食べ物の匂いに誘われて捕獲された。

 
20170823私が病院から帰宅ると、ばまちゃんは部屋の中のかまくらの中で眠っていた。
押入れは部屋の中にあり我が家に来たばかりの頃はここにも入れず、縁側にあるクローゼットの奥とやはり縁側にあるトイレとここだけが生活エリアだった。

部屋の中の三つくらいの場所とかまくらがばまちゃんエリアの現在。普通の猫からすれば「動かない猫」かもしれない。しかし、とっても行動範囲が増えたばまちゃんなのです。

ばまちゃん、すごい!

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2017年6月 5日 (月)

壁掛け時計落下事件

台所に壁掛け時計がある。昨日、夕食時にそれが落下した。その真下で食事をしていた私ですが、時計のすぐ下にある うーにーの写真のお陰で直撃を免れた。
壁に設置した金具が取れたかなと確認したがしっかり固定されている。何故落ちたのか不明ですが、後から調べてみたらその頃、地震があったようです。

夕飯時は、ばまちゃん冒険の時間。自分が決めた限られた場所以外には行かない彼ですが、人間の夕食時に食べ物で誘い出し、台所まで来てもらうようにしています。我が家に来てもうすぐ三年。やっとその時間に慣れてくれた。

この時も台所に来ていた。時計落下に驚き、部屋に帰ってしまった。再び台所に来るまで時間がかかりましたが、どうにかか来てくれて食べることも出来ました。超ビクビクというか慎重なのも困ったものです。

 

夕食後、女房は思いっきり爪で刺されてしまいました。ここのところ病院に行っていなかったので爪が伸びていて、それが肉にしっかり刺さり抜けなくなり、傷が深くなったそうだ。
爪切りくらい家でやりたいものですが、とにかくストレスに弱いので病院任せにしています。

そして深夜にも行動がおかしい時間があったと女房はいう。「行動的には低血糖のときに似ているけど、尿が異様にアルカリ性なのも気になる。もしかして膀胱炎かも」と。

 

今朝はいつも以上に動かない。
昨日は飲水量もとても少なかった(42g。たぶん普通の猫くらい)。

壁掛け時計の落下よりも前に少し体調を崩してしいたようですが、このことで更に落ち込んでしまったようです。
血糖値の検査もあるし爪も伸びたので病院に行かなくてはなりませんが、それで更に落ち込んでしまわないことを祈るばかりです。

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2016年12月29日 (木)

ばまちゃんの 2016年

とっても後書きの記事です。書いているのは、2017年に入ってから。今年(2016)の暮れに、「書いておきたい」思った内容の一つです。

 

2014年7月、我が家にやってきたとき「たぶん7歳くらい」と言われたばまちゃん。2014年は(物理的な)この家に慣れるので精いっぱいだった。2015年、人間に近寄ることが出来るようになった。しかし、唐突に噛みついてしまう。「歯をあてる程度」ではなく「噛みつく」。それももちょっと違う。「噛み締める」、力を込めてギリギリと。そして振り回す。
しかし本人は攻撃や威嚇の意識はないようです。身についてしまった日常の動作で、今更簡単には直せないみたい。
未だに「しゃー!」と言うこともあります。それは決まって食事の前後。たぶん「早くくれ!」「もっとくれ!」なのでしょう。

 

彼は原発災害により、人が住むことが許されなくなった土地で保護された。
原発災害が起こったのは 2011年3月。捕獲されたのは 2012年9月。推定年齢からすると、原発災害時、既に成猫になっていたことになる。その頃、道行く人に「しゃー!」と脅しをかけて食べ物をもらっていたのだろうか。本人としては、甘えているつもりで。
とにかく今でも、「噛み締める」と「しゃー!」は(だいぶ柔らかくなりましたが)やめることはない。

それでも、2016年、ばまちゃんの大きな変化があった。「食べ物は人間からもらうもの」と理解したと思われる。
それまでの彼は「この時間にこの場所に食べ物が出てくる。なければ諦める」という感じでした。「しゃー!」も要求というより、高い確率で出てくるパターンと認識している感じ。なので、食事前後の「しゃー!」では手や口が出て来たことはない。
つまり「人間が出してくれる」とは思っていないようだ。このパターンならば出てくる確率が高い。出てこなければ諦める。人間に要求はしない。

それが、こんなことを覚えた。
https://twitter.com/akihisayuge/status/828567162537144321

ばまちゃんの日常は、自分が暮らしている部屋から出ることはほとんどない。冬は特に。ほとんど時間をカマクラで過ごす。そんな彼を憂い、晩御飯のあとのデザートを台所であげるようにしている。毎日決まった時間だけですが、台所に来れるようになっただけでも大きな進歩。さらにこのようなことが出来るようになりました。「ねぇねぇ、もうないの?」という感じのコミュニケーションを覚えた。

これが2016年最大の進歩だった。

しかし、このビデオを撮るのにも苦労した。テーブルの上で私が撮影しようと構えていることを察知し、上がってこなくなる。このような能力は信じがたいほどである。
何事にも慎重なばまちゃん。私が動けば部屋まで戻ってしまうこともある。食べるものがもう出てこないと判断すると戻ってしまう。
出来るだけ部屋から出て欲しいので、デザート前にも台所で少し食べ物を与える。それは人間の食事前から始まる。人間の食事は女房が作るので、人間の食事前に私が台所に立っていることはほとんどないのですが、たまに料理をしたりすると、ばまちゃんは台所に入ってこないこともある。私が席に着くか居なくなるまで姿を消す。

 

ばまちゃんは、原発から数キロ離れた夜ノ森駅辺りで捕獲された。
https://www.google.co.jp/maps/@37.3440374,141.0104522,14z?hl=ja

同じときに捕獲された猫もいたとのこと。2010年3月の原発事故時、何匹の猫がここに居て、その後どれだけ産まれ、そしてどれだけ生き残り、2012年9月に捕獲されたのか。
事故前も捕獲されるまでも「サバイバル」だったのだろう。これくらい慎重かつ確実に口に入れなければ、生きていけなかったのだろう。

原発の周辺、人が暮らすことが許されない場所に今も猫たちが暮らしているそうです。場所によっては猫以外に、イノシシ、タヌキ、キツネ、アライグマなども多いと聞きます。イノシシが闊歩している今の状態では、とても人間が住める環境ではありません。
これらの地域に人間が戻ってくるとき、これらの動物はどうなってしまうのか。

発災からもうすぐ6年。原発災害は終わっていません。
おばまが我が家に居る限り、そんなことを考えてしまう毎日です。

もしかしたら、そう仕向けるために、彼は人間と上手くやってゆける猫にならないのかも。

そういえば、忘れていたことがありました。1年くらい前までは、噛むだけではなく、爪をしっかり刺してくることが日常的にありました。引っ掻くのではありません。真ん中の指の爪だけしっかり出して、バン!と叩くように押しあてる。爪がしっかり入ったらギュッと握る。
もちろん痛いし、大量に出血することもあるのですが、深く刺さりますので治療まで長引くし、中に塊のようなものが残ることもある。

こんなことは忘れさせてくれるばまちゃん。しかし、原発災害のことは忘れさせないばまちゃんです。

2016.02.16

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2016年5月13日 (金)

おばま札 配布所(その1)

2016年3月20日に東金で行われたこちらのイベント用に「御破魔札」なるものを作った。

「おばま」という奇妙な名前で、行動も奇妙な猫が我が家に居る限り、福島に残された動物たちのこを忘れる日は一日もない。

そんな気持ちを少しでも世の中に広げることが出来たら、と考えてこの札を作りました。
ボランティアをして欲しいとか、寄付をして欲しいとか、何か行動を起こして欲しいということではない。ただたまに思い出して、考えて、話題して欲しいだけ。

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日常生活で、話もしないことが起こったとき(それが身近であっても、遠い地で起こったことでも)、誰でも戸惑うだろう。話していても戸惑うだろう。
その戸惑いを少しでも減らしていただけたらと願い、こんな札を作りました。

作っても配る機会がなければ仕方ありません。どうしたものかと思っていたら、祖師谷大蔵にある Gallery Pawpad さんで置いてくださるというので、置いていただいている。今後もこんなお店が増えたらな、と密かに願っています。(なので、タイトルの最後が(その1)。(その2、3、、、)と続くことを祈っています。)

冒頭のイベントが開催された後、一束置かせていただいたのですが、もうすぐなくなるとのことで、今日、補充に行ってきました。

今日は、にゃん吉展がやっていました。明日までです!

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2016年3月17日 (木)

おばま展3(ウソ)@東金文化会館 2016.3.20

昨年の9月(埼玉)につづき、全国おばま展ツアーの第3回目(千葉)です(ウソ)。
ホントは、2016.3.20 あれから5年 わたしたちは何を学んだかというイベントに おばまのパネルを置かせていただくだけ。

前回の埼玉のときのブログは下の2つ。
http://doggy.way-nifty.com/dogschance/2015/09/post-2440.html
http://doggy.way-nifty.com/dogschance/2015/09/post-83b8.html

これらにも書いてありますが、東日本大震災のこと、原発災害のことが、多くの方々に忘れられているように感じてなりません。

今回の東金文化会館での開催にあたり、またまたページを作りました。こちらです。
前回(2015.9.27)以降の変化を書いたりしましたが、忘れてもらいたくないという気持ちと、被災した人、動物たちは頑張っているんだという尊敬の念をこめて、御破魔札なるものを作ってみました。上記ページに画像があります。当日会場にて、枚数に限りはありますが配布予定です。

今回、上記ページや御破魔札を作りにあたり、過去のページも読み返しました。お時間ある方は読んでいただけると嬉しいです。
http://www.inutalk.info/20150503/index.htm

今、災害と無関係の方もいつ被災されるかもしれないし、災害には遭わなくても生きていれば災難に遭います。それを払い除くのは、力技ばかりではないのではないでしょうか。
あの災害を振り返ることは、そのようなことを教えてくれるようにおもえてなりません。

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2016年3月11日 (金)

川越に行ってきました

今日からこんなイベントもあって行きたかったりするのですが、明日は愛動協のイベントと何かがあるし、世田谷のボランティアではとんでもないことになっているし、仕事も中途半端だし、最近、睡眠時間を短くしても起きていてもぼ~としていたりで、ダメダメな私です。

そんな中、川越でやっている「夜回り猫展」へ行ってきました。誰に頼まれたのでもなく、書き始めた漫画が、多くの著名人はじめ、幅広い人たちの支持を得ている。
商業的な映画やドラマ、小説は、大きな事件が起きて大声で泣き叫んだりするパターンが多く、日々地道に慎みをもって暮らしている人たちの生き様にスポットを当てることを忘れている。漫画「夜回り猫」は、そんな人たちの涙を自分の背中の傷にしてしまう猫の話。その人の涙を掬い取り、その人が生きる気持ちを蘇らせたとき、ほっと一息、笑みをこぼすことができればいいのですが、いかつい顔が故、笑顔に見えない。なので「にっこり」と言葉で伝える。

これじゃなんだか分かりませんね、分からなくていいです。

日々、自分のために誰かのために地道に生きていても、そこに結果が現れない。もう自分を変えるしかないのかと自問自答する。そんなときに、夜回り猫が現れて、話を聞いてくれて、言葉をかけてくれ、そして一言「にっこり」。その猫はどてらを着ていて、名前を「近藤平蔵」という。

女房が大ファンになり、川越の小さなカフェ&ギャラリーで行われている、夜回り猫展に行くことになりました。

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11時開店なのですが、到着は10分ほど前。既に数人が店の前で待っていました。私たちもそこに並んでいると、何処かで見たような顔の人が、サインペンで夜回り猫の絵を描いている。そう、深谷先生でした。
待っている人、全てに絵を描いてくれていたのです。私は平蔵さんをお願いしましたが、女房は集会猫をお願いしていました。集会猫は微妙な折れ曲がり線があるのですが、すいすい描いていました。プロってスゴイなと久しぶりに感じたものでした。

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こじんまりとした店内は、開店と同時に人がいっぱい。女房が店内で写真を撮り始めるので「いいのか?」と訊くと、それが聞こえたのか店員さんが、「店内の写真撮影はご自由に」とアナウンスしてくれた。私も何枚も撮った。

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続々とお客さんが来るので、買い物をして店外へ。天気予報では雨はあがるはずなのに、少し降っている。傘をさして女房と小江戸川越をぶらぶら。

一昨日、私の誕生祝ということで、女房が鰻をご馳走してくれることになった。鰻屋を探していると、三つの店が近くにあった。その内、地元の人がひっきりなしに出入りしている店に入った。
余計なことは言いません。私も女房も満足な鰻でした。

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その店から川越駅までは一本道。
来るときに目をつけていた発酵食品の店、角屋で味噌や醤油を買う。大きなお土産屋さんでお菓子を買う。更に歩いていると、保護猫カフェの「ねこかつ」さんがあった。三軒茶屋でセミナーがあったときに隣席だった。あのとき私は機嫌が悪く、たぶん「なんなんだ、コイツ」と思われただろうからスルーする。するとすぐ近く(並び)に、一般の(?)の猫カフェがあった。そして更にすぐ並びには、経堂にもある生体販売チェーン店が店を構えていた。
理解するのが難しい店並びだった。
そういえば、猫やウサギの雑貨を扱っているお店もありました。39とか書いてあった。譲渡会のポスターも貼ってありました。

ちょっと不思議な雰囲気を感じた川越でした。

 

色々な人が、色々な状況の中、生きている。みんな善かれとおもって生きている。でも、噛み合わない。自分自身に疑問をもち、涙を流してしまうこともある。
それが世の中。平蔵さんがそう教えてくれる。
おばまはその名前と、噛み絞めることで、教えてくれる。

どちらも、いかつい顔をして。

 

深谷先生、ありがとうございます。

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2015年9月27日 (日)

おばま展2(ウソ) 報告

20150927a「わくわくチャレンジ祭2015」は、会場が埼玉県障害者交流センターであることからも分かるように、体の障がいをはじめ、何かしらのハンデを持っている人たちが、頑張っている姿やこれからも頑張ろう、という姿勢が感じされる内容が多かった。現実にある(そのハンデがない人には分かりにくい)ご苦労の話も聞くことが出来、考えさせられることもあった。

そんな会場の壁を使わせていただき、被災動物のパネルを展示させていただいた。猫と暮らしている人向けの災害時の持ち出し用のグッズの実物展示もあった。内容、大きさなどとても実用的に考えられていると思った。

20150927b私は、おばまパネルを見てくれた人におばまの説明をしたりしましたが、私も、311以降今も活動されている方たちの話を聞くことが出来たことは大きな収穫だった。

活動されている方たちから出る共通の言葉は、「福島のことは忘れられているようだ」「福島は終わっていない」「これからやることがまだまだある」「福島から学ぶべきことが理解されていない、活かされていない」。

私が生きている間に、私が住んでいる地域で大災害が起こらないかもしれない。しかし、防災を考えることを通して、「地域を見つめ直す」ことは、日本も社会にとって必要なことだと思います。
何か共通の趣味・趣向で集まるのではなく、その地域に暮らしている人たち全てが、一つのことを考え・決めてゆくカタチ作りとして、災害対策は有効ではないでしょうか。

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