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2019年10月16日 (水)

リブレ(血糖値の経過観察)その2

その1 からのつづき

 

さて、血糖値を経過観察して何をするのか。

今まで、約二ヶ月に一度の血糖値検査(その時の血糖値と糖化アルブミンという約2週間くらいの状態(平均値)が分かる検査)でインスリン量を考えていた。
その1にも書いたように、それだけでは実際の体調を反映していないような気がしてならなかった。
一般的な話として、インスリンの過剰投与で血糖値が激しく上下することが知られている。その結果、平均値(糖化アルブミンの値)が良くなってしまうこともある。その時の血糖値(一般的な血糖値検査)はその時だけの値。それらだけでは、なかなか判断が難しい。

また、インスリンは人間用が元なので、猫に使用する場合は少量になる。なので少し量を変えただけで大きな影響が出ることがある。薬の効きも個体差がある。
人間用には血糖値を日常的に経過観察出来るものが他にもあるようですが、それを猫に使うのは難しい点が多かったので、薬の効き目をリアルタイムで確認することが出来なかった。

色々書きましたが、簡単に言えば

「今の薬の使い方で適切に効いているのかを確認したい。負担がかかっているようなら量を変えたり、薬を変えたいが、確認するいい方法がなかった。リブレなら出来るみたいだ。試してみよう」

こんな感じです。

 
この後、リブレの血糖値グラフを載せますが(簡単な状況説明は書きますが)インスリンの種類や量、血糖値グラフの読み方などは書きません。それは獣医師が判断し説明することで、素人の(しかも、おばまという特定の個体の)結果から、基本的な説明や詳しい状況説明なしにしたことを、参考にされたらとても危険なことになりそうだから。
糖尿病は個体差もあれば、その日のコンディションによっても変わります。体調が悪くなっても「何も変えてないのに、何故?」と思うこともしばしばです。
そんな訳で、大雑把な状況説明くらいで、詳しい解説はしないことをご理解願います。



・9月15日から、はじめてみて吃驚。
低い時間が長すぎる。こんな日もあり高血糖な時もありなら糖化アルブミンはそこそこの数字になるだろう。
この時までのインスリンの打ち方だとこのようになってしまうようだ。

2019libre_0915    2019libre_0916
※グラフの天井と底については、後述します。

・それまでのインスリンで量を調節したけどこんな感じにするのがやっと。

2019libre_0919    2019libre_0920

 

・薬を変えてみる。なかなか調整が難しい。変えた日は天井に張り付いたまま。

2019libre_0921    2019libre_0922

 

・薬を変えて量を調節しましたが、二週間のタイムアウトを迎える。

2019libre_0928    2019libre_0929

 

※このグラフの天井(高血糖)と底(低血糖)について

低血糖はそのまま命を落とすこともあるし、重篤な症状を起こしたり後遺症が残ることもあるので、とても気を付けねばなりません。
このグラフを見た感じ、50よりも少し下まではあるようですが、その下が気になります。しかし、人間のものなので、それより下の詳しい数値は分からないようになっているみたいです。
ある程度を下ると「LO」になります。ばまの記録の中で数字が表示されて最も小さいのは「47」でした。


高血糖は、短時間であったり、400くらいが2~3時間続くのは、おばまの場合、目に見えた症状が出ず(一時的な数値として)400、500は珍しくないことがよく分かりました。

このグラフなのですが 350で天井です。しかし、500未満までは個別の数値を見ることが出来ます。500以上は「HI」表示なり、それが600なのか800なのか分かりません。
リブレには過去3回の個別測定値を表示出来る機能があるのですが、下の左と右では大違いなのです。

2019libre_hi   2019libre_hinon

ブラフでは、どちらも350を超えていますので天井に張付いて表示されますが、左のように「HI」表示になると、どれだけ高血糖なのか見当つきません。右は「その辺りか」と今後の参考にもなります。
どちらも9月19日で、その日のグラフは上の方にあります。グラフ上天井になっていても、未明と正午頃では状況が違う訳です。

 

猫は何かつけて個体差が激しいですが、糖尿病はそれをとても感じます。
おばまは、低血糖による痙攣などの症状は起きたことがないし、高血糖により急な体重減少もほんの少しだけで済んでいます。
赤ライン(低血糖)の時間が長かったり、天井に張り付くような一日があった場合、顕著な症状が出てもおかしくないとおもいます。しかし今のところ症状はほとんどありません。おばまは我慢強いのかも。

 


先にも書きましたが、もしあなたの猫が糖尿病だとしても、参考にしないでください。このブログは「リブレはこんなものでした」という記事であり、決して「リブレ、最高!」という記事ではありません。

血糖値の経過観察が出来るので、インスリンの量を調整したり薬を変えましたが「低血糖で大変なことになったらどうしよう」と落ち着いていられないこともありました。ある意味、あっても無くても同じです。
外したら、また手探りの日々になります。なので外した直後は何かと不安でたまりません。

一つ言えることは、リブレを着けている間、血糖値が許容範囲に入っているときと入っていないときの様子をよく観察し、外した後、それを思い出し少し参考にすると気が紛れます。

リブレをやるまでは、飲水量を一つの指標にしていましたが、血糖値との相関性は見られないように感じました。
タイムラグがあったり、激しい上下があると飲水量が増えるのかもしれませんが、単純に血糖値が高いから飲水量が多い、ということはありませんでした。
となると、この多飲は何なのかが気になりますが(BUNやクレアチニンは正常範囲内)。

再び、戻すことや咳込むことが多くなったら、またリブレのお世話になれると思うと、少し気が楽です。

 


リブレをよく勉強している先生は今のところ少ないようなので、その意味でも皆さんにはお勧め出来るものではありません。

先生とよく話し合い、飼い主自信が判断する。これが原則です。
医療行為は獣医師しか出来ません。先生が勧めるからやるのではなく、自分が判断し、自分では出来ないから先生にしていただくのです。
いつもお世話になってる先生との話し合いの結果、リブレを使った方が良いとなっても先生が勉強している時間がないのであれば、詳しい先生を紹介していただけばいいと思います。もちろん猫のストレスもよく考えて。

 

猫の糖尿病はよく分かりません。さじ加減がとても難しいケースも多々あるようです。インスリンの取り扱いも繊細だし。「何がいけなかったの?、何も変えていないはずなのに?」と思うことしばしば。

リブレってものもが猫でも使えるみたいだけど、どんなものなのだろうと興味をもっている飼い主さんや獣医師先生の参考になれば幸いです。
 

どんな病気であれ、躾の問題であれ、飼い主さんが納得できる方法を見つけられることを祈っています。
また、より多くの情報を提供することが出来る獣医師先生が増えてくださることも祈っています。

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