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2018年8月 7日 (火)

暑すぎる夏のアゲハ(キアゲハ)

2018年の7月8月の暑さは異常だ。うーにーがやってきた1994以来、猛暑と呼ばれる夏が珍しくなくなり、最近では冷夏という言葉は忘れ去られている。

10年以上前から我が家にアゲハ(キアゲハ)の幼虫が来るようになったのですが、ここ3年くらい、その数が激減した。
その理由の一つは、彼らの食べ物であるイタリアンパセリを私が真面目に育てなくなったからだろう。もう一つは、この3年くらいの暑すぎる夏だけではなく、夏前後も暑すぎることが原因だとおもっていた。

我が家の周りには幼虫の生息地が三箇所ある。内一箇所は昨年出来た。それらは普通に考えたら、幼虫が移動できないだろう距離である。

 

7月28日に台風がやってきた。
その前に、生息地の一箇所である雑草地帯を少し綺麗にした。雑草の中にイタリアンパセリがあり、そこに小さな幼虫が数匹いた。
イタリアンパセリは一本だけで、その葉は既に食べつくされていた。彼らの今後は、食料不足で姿を消すか、近くにいっぱいある明日葉を食べるかだろう。しかし、彼らは明日葉を消化しきれず、最終齢の姿になれるものは稀である。

通常、幼虫の糞は黒いころころしたものだが、イタリアンパセリを食べている幼虫が明日葉を食べると、黄色い液体の排泄物を出す。見ていても「食べたくないんだけど」という感じだ。そして姿を消してゆく。

基本的に、どんなに悲惨な状況になっても手を出さないようにしているのですが、ここのところ幼虫が来てくれていなかったので、このときは手を出してしまった。
台風の前に、雑草地帯から一匹だけベランダのプランターに移動した。

 

■ 7月31日(台風から2日目)

ベランダのプランターには、小さな幼虫の姿が2匹ほど確認していたが育ちが悪かった。一匹くらい増やしても食料不足にはならないだろうと考えていた。

それから台風が来て、数日が経った日の写真

20180731_102152   20180731_102200

ここに写っているプランターが全てではないが、左の写真の4つプランター中に4匹の幼虫が確認できるとおもう。その他、小さな幼虫もいて、このとき、ここに10匹くらいいた。

右の写真の白っぽい幼虫ですが、これは食べ物が少し変わっています。
我が家に通い続けた結果、葉ではなく(乾燥前の)種を食べることを覚えたものがいます。彼らは自分が好きなものばかり食べます。種ばかり食べている個体は、この時期に白っぽくなります。

 

■ 8月1日(前の写真の翌日)

左が、朝8時ごろ、右が、午後3時頃。

20180801_080045 20180801_151342

朝、幼虫が何匹もいる写真の状態でも既に食べられそうなものは無いように見える。よく観察していたら、茎を食べていた。二つの写真を比べると、何本かの茎がとても短くなっているのが分かる。

20180801_151351上の午後三時頃の写真を撮った直後に撮ったのが右の写真。
みんなでほんの少し残る鉢へと移動して行っていた。

台風前に一匹だけ移動したら、台風後、移動先の数がとても増えたように見えた。ある程度育ったものがほとんどだったので、「移動してやったヤツが呼んだのか?」と思った。

何年か前、似たような状態(食べ物が限られた状態で個体数が多かったとき)で、幼虫同士が「カッ、カッ」と音を出して威嚇し合っていたことがあったが、今年はその音を聞かない。みんな仲良くやっていて、まるで群れのようにも見える。

 

彼らの行動は「食べる」と「休む」を繰り返す。
食べているときの運動量は激しい。一心不乱という感じ。そのときに食べるものがないと、やはり一心不乱に探す。とにかく動く、移動する。視力などは良くないようだ。無闇にという感じで動き続けて、それらしものを口にし、食べられるものであれば貪り食うという感じ。

食べ物を探す行動が哀れ見えてしまうので、台風前に一匹だけ移動しましたが、私は基本的にそういうことはしないようにしています。
蝶になることが出来た個体の数が増えても、次の世代が増えることが出来ないからだ。つまり(大袈裟かもしれませんが)自然淘汰の機能を阻害しないように心がけています。

 

■8月3日

三枚とも、朝10時頃の写真。

下の左写真の場所は、1日までメイン会場になっていましたが、皆が引き上げ茎ばかり残ったプランター。
茎を食べることが出来るようになった固体も、茎の先が乾燥していると食べないようです。

最終齢にまでなった個体の数や日にちからして、まだ姿があってもいいように思うのですが、皆、食べ物を求めて旅に出てしまったのか姿がない。よく探してみたら下の右のようにプランターの向こう側で蛹化しようとしていた個体がいました。サイズがちょっと小さいです。最後に食べ物が不足して遠くへ行くエネルギーがなかったのかも。
20180803_094803  20180803_094832


20180803_094949右の写真は、8月1日の小さな鉢から50センチもない場所にある鉢ですが、ここのイタリアンパセリはすでに種の状態になっています。種は既に乾燥し始めていて食べることが出来ないようです。
葉がついているじゃないかと思うのですが、イタリアンパセリは、花が咲く時点で葉の形が変わり、幼虫はこの葉を食べない。食べることが出来ないようだ。
この写真で二匹が確認できますが、食べている姿も食べ物を探す姿も見ませんでした。

 

■8月4日

20180804_102843今まではベランダの話ですが、別の場所として玄関周辺がある。その中でも特異なのが敷地外、道路に面している所。
ここにイタリアンパセリが生えたことにも驚きましたが、そこに幼虫がやって来たのも大したものだと思いました。それだけ食べ物がないのでしょう。

左の写真の通り、既に坊主状態。この写真の向こう側の株に3匹の幼虫が見えます。これらは数日前からここにいるのですが、何を食べているのか分からなかった。
種は食べつくしているし、茎さえも枯れ始めているように見えた。

この写真だけでは、3匹がよく分からないので、もう少し近づいて写真を撮りました。

20180804_102850  20180804_102856

この写真を撮ったときに、茎の皮を食べていることをに気が付いた。茎が白いのは枯れているのではなく、皮を食べられてしまったからだった。
20180804_102908右の写真は皮を食べている時に撮った写真ですが、食べているとは分かり難いですね。でも皮が剥がされていることは分かると思います。

これらの個体は次の日には引っ越していました。引越し先も丸坊主で、皮もあまり食べたくないようで、動いているところをみたことがなく、成長も非常に遅く、最終齢になる前に姿を消しました。

 

■ 8月5日

20180805_174554写真を撮ったのは、夕方の5時45分頃。

蛹化しようと頑張っている個体。昨日(4日)は未だ幼虫の形をしていましたが、めでたく蛹の形になっていました。

3日の三枚目、大きな鉢に移った二匹ですが、一匹は姿がなくなっていました。
もう一匹は同じような場所で動きません。皮を食べているようでもありません。自身が誰かに食べられるのを待っているようにも見えます。

丸坊主になったプランターのイタリアンパセリは再生を始めた。

20180805_174643  20180805_174623

冬が来る前に、もう1回くらい幼虫たちはやってくるだろうか。

 

幼虫がやってくるということは、蝶がやってくることがある。今回は7月中旬くらいに来ていたような記憶がある。
よく、蝶や蛍は死者の魂の化身だと言われることがありますが、何気なく分かるような気がします。ここ3年くらい静かだったのに、今年は来ました。思い当たることがあります。
蝶が来てから幾つか墓参りに行きました。しかし、墓に行っても本人を強く感じることはない。蝶が来た時の方が強く感じる。

まだ行っていない墓参りが幾つかあります。仕事や雑務も一段落ついてきたし、幼虫たちのことも落ち着いてきたので、ぼちぼち片付けて行こうとおもう。
(私が勝手に感じているだけです)アピールすると言うことは、まだこちらに魂が残っているのかな。もしそうなのであれば複雑な気持ちです。守護霊になって守ってくれているなら嬉しいけど。

少子化の時代。来世を得るのも大変なのかも。

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