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2017年9月 4日 (月)

狂犬病のロバのニュースにおもうこと

自分の周りで取り上げている人がいなかったので、頭に浮かんだことを書いておく。

日本で報じたのは、ここだけかな。
http://news.nicovideo.jp/watch/nw2927596

検証したのが、こちら。このような作業は簡単ではないので有難い。日本の動物愛護報道もこれくらい念入りに調べてほしいものです。
http://www.netlorechase.net/entry/2017/08/25/080000

全くのガセではありませんが、狂犬病に罹ったというのは確証がないようですね。そもそも狂犬病に罹った確証がもてるのは、亡くならないと、ね。
 

狂犬病のことをあれこれ言う人がまだまだいますが、まず狂犬病の確定診断の方法をご存知だろうか。人間の場合、それらしい動物に噛まれて、その後、噛んだ犬にそれらしい症状が出たことで、その犬は「狂犬病だろう」になりますが、科学的な「断定」とは言えません。

噛んだ動物にはお亡くなりなっていただき、髄液からのウィルス分離するなどしないと「確定」は出来ません。確定出来るのは、噛んだ犬。人間が感染した可能性はありますが、これも確定ではありません。

生きている時の症状だけで確定出来るのでは?、と考える方は、狂犬病臨床研究会が行っているセミナーなどで、狂犬病の犬や猫の行動を見てみてください。他の病気の症状を幾つも知っている人なら尚更かも。

なぜ臨床研究会の資料が貴重かといえば、WHOは狂犬病の「疑い」のある動物にはお亡くなりなってもらってください、としているので、明らかな狂犬病の犬や猫の映像が少ないのだそうです。

ロバの記事を読んだ時、ロバが狂犬病ウィルスに暴露されてから発病し死に至るまでの行動様式(犬ならば身近なものに齧りつくなどの特異的な行動とその期間)はどうなのだろうか、というものが気になった。

昔、狂犬病の草食動物の映像を見た記憶があるのですが、映像ではあまり動いていなかったような記憶がある。ただし、そのときの説明では何かしらの特異な行動を起こすような説明があったような記憶がある。とにかく、全く忘れたに等しい状況です。

感染が成立するくらいの状態で、ロバがどれだけ(感染して「いない」とおもうくらいの)正常な動きをする期間がどれだけあるのだろうか。もしそのような期間があった場合、ツバを飛ばすことで有名なロバですから、そこからは感染しないのだろうか、などと考えてしまった。

ここまで読んで分かると思いますが、哺乳類が狂犬病に罹ることは分かっていますが、罹った動物がどのような行動をとるのか知らない人がほとんどで(WHOが「疑いがあったらお亡くなりになっていただいたね」と指導しているから資料がない)、もしかしたら、健康な動物と区別つかない動物が実は罹っていたということも有り得るということです。

現在、日本国内で感染がないからと安心していますが、住宅街に生息するハクビシン(家の中に入ってきますから)などで感染が始まった場合、初期の感染拡大を止めるのは困難になるのではないかと思われます。(台湾では野生のイタチアナグマに狂犬病の流行があり、人間の家の中に入り込み噛みついてから騒ぎになった。)

もちろん、仮の話ですが、「人間が知らなかっただけで既にハクビシン間では狂犬病に流行がありました」となったら「犬にも感染しているかもしれない」となるでしょう。その時、どのようなことが起こるのか、恐ろしくて考えたくもありません。

 

狂犬病は、国長らく内での感染が「確認」されていないので、「もう対策の必要もないだろう」と考える方もいらっしゃるようです。しかし、確認されていないだけで、どこかで感染がおきているかもしれません。台湾でも、「よくよく調べたら(山の中の野生のイタチアナグマ同士で)何年も前から流行していた」となりました。
この病気の面倒なところは、感染したかどうかがはっきりさせられないということ。もし日本も(世界のほとんどの地域同様)狂犬病が存在する国になったとしたら、咬傷事故の意味合いや、シェルターでの殺処分基準も変わってくることでしょう。今、犬を飼っている人の中でも飼い主が処分を検討する人が出てくるかもしれないと、私は考えています。

現在、日本に於ける狂犬病対策の混乱について、私なりに調べ続けてきました。やっとその答えが見えてきましたが、それについては、改めて書くことにします。

 

こんなに長い書き込みなので、ここまで読まない人も多いと思うので、狂犬病以外のことを書いちゃいます。元ニュースや検証記事で出てくる「獣姦」の問題です。

日本にもそのような文化があったことをご存知の方は多いと思います。日本ではヤギですね(有名な映画にも出てきましたね)。
そのような文化・風習の話や昔話のようなことではなく、身近なペット(犬や猫)が相手であるということをご存知でしょうか。猫は普通に考えたら無理だと思うのですが、私は30年以上前に、欧米ではそのような問題があると耳にした記憶があります。

そして2~3年くらい前のことになります。何処かの団体が譲渡した犬にそのようなことをしている輩がいるらしいとなり、該当犬を確保し、獣医に診てもらったそうです。獣医に「これはやられている」と確認していただき、警察に突き出すなり、何らかのことをしようとしたそうです。
確保までして診ていただいたのですが、日本の獣医さんは、そのようなことをされた犬の体がどうなるのかという教育は受けていません。情報もほとんどないでしょう。なので獣医さんの答えは「この状態ならば確実にやられているとは判断しかねる」となってしまいます。
つまり、(今の日本の現状では)犬を確保しただけでは訴えることはできないのです。(本人がビデオでも撮っているなど明確な証拠がない限り。)

そんな問題もこのニュースを見て考えてしまいました。

 

いつも思うのですが、こういうことを何故私のような普通の飼い主が書かねばならないのだろう。きっと誤解や勘違い、知識不足もいっぱいあると思いますが、恥を承知で書かねばと思わずにはいられないことが多々あります。
早く、全体についてコメントしてくれる先生が出てきて、しっかりした情報・知識を広めていただけることを心から願っています。

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