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2009年12月16日 (水)

第Ⅵ編 動物の疾病とその予防 (第1章)

この書き込みは、愛玩動物飼養管理士1級第2巻から、個人的に重要だと思った部分をピックアップしたメモです

第1章 動物の疾病とその予防(総論)

第1節 感染症の病原体と予防の基礎知識

「1」 病原体の種類と特徴

(P41)

寄生虫
宿主の体の中に寄生する「内部寄生虫」と、外側に寄生する「外部寄生虫」に大別されます。内部寄生虫は、さらに原虫と蠕虫に大きく分けられます。

内部寄生虫
原虫類
・・・ 原虫(原生動物)は肉眼で見ることができない ・・・ 胞子虫類が病原体として重要 ・・・
蠕虫類
・・・ 吸虫類、条虫類、線虫類 ・・・
吸虫類には、住血吸虫、肝吸虫、肺吸虫 ・・・。
条虫類はいわいる「サナダムシ」で、 ・・・ 裂頭条虫、瓜実条虫、多包条虫 ・・・。
線虫類には犬回虫、猫回虫、糞線虫、鞭虫、鉤虫、犬糸状虫(フィラリア) ・・・。

・・・

微生物

細菌 ---------------
・・・ 単細胞の原核生物で、 ・・・ 真性細菌と古細菌に分けられます。 ・・・ 動物や人に感染して病原性を示す細菌は、真性細菌です。

・・・ 細胞壁の性質の相違により、・・・ 「グラム陽性」菌と ・・・ 「グラム陰性」菌に大別 ・・・

(P42)
・・・ 宿主を構成する細胞の外で、2分裂で増殖します。 ・・・
・・・ 多くの細菌は、「抗生物質」の投与によって増殖が抑制され、排除されます。 ・・・

(P43)(表1より)
無細胞培養地での増殖性可能
抗生物質の有効性 「有効
節足動物による媒介なし
(P42)
マイコプラズマ -----------

・・・ 大きくは細菌の仲間 ・・・ 一般の細菌より小さく ・・・ 細胞壁を欠いている原核生物 ・・・ 栄養培地で2分裂増殖し、寒天培地では特徴的な目玉焼き状のコロニーを形成します。 ・・・ 宿主特異性が強く、・・・ 猫のマイコプラズマと犬のマイコプラズマとでは、識別可能なほどの種特異性があります。 ・・・ 強い毒力を有しているマイコプラズマは少なく、多くは、他の細菌やウイルスなどと一緒に感染して病状を悪化させる ・・・

(P43)(表1より)
無細胞培養地での増殖性可能
抗生物質の有効性 「有効
節足動物による媒介なし

(P42)
リケッチア -----------

・・・ 細菌の一種で、マイコプラズマとほぼ同じ大きさ ・・・。
・・・ 人工栄養培地では増殖出来ず、・・・ 細胞質内や核内で2分裂増殖します。このような細菌を「偏性細胞内寄生性細菌」 ・・・
・・・ ダニやシラミなどの節足動物によって媒介 ・・・。 ・・・ つつが虫病 ・・・

(P43)(表1より)
無細胞培養地での増殖性不可能
抗生物質の有効性 「有効
節足動物による媒介あり


(P42-43)
クラミジア -----------

・・・ 2分裂で増殖する偏性細胞内寄生性細菌 ・・・。 ・・・ 感染性の「基本小体」と、・・・ 増殖する「網様体」の2つのステージ ・・・
・・・ 自然界に広く分布しています。特に鳥類にはクラミジアを保有していることが多いのですが、その場合でも症状が出ない不顕性感染のことが多いです。クラミジア・シッタシ ・・・ によって引き起こされる ・・・ 「オウム病」として知られています。

(P43)(表1より)
無細胞培養地での増殖性不可能
抗生物質の有効性 「有効
節足動物による媒介なし

(P43)
マイコプラズマを含む細菌、リケッチア、クラミジアは、いずれも2分裂で増殖し、抗生物質に感受性である点が共通しています。これらの点は、ウイルスと大きく相違する点です。

(P43-45)
ウイルス -----------

・・・ 自己の「情報(遺伝子)」をデオキシリボ核酸(DNA)とリボ核酸(RNA)の両方の形で保有しているのに対し、ウイルスはその片方しか持っていません。 ・・・

・・・ 2分裂では増えません ・・・

・・・ 保有している核酸の種類によって、DNAウイルスとRNAウイルスに大別されます。・・・

ウイルスの宿主特異性
・・・ 宿主と特殊な関係を構築されてきました。 ・・・

ウイルス感染症には抗生物質は効きません。・・・

(P43)(表1より)
無細胞培養地での増殖性不可能
抗生物質の有効性 「無効
節足動物による媒介あり


(P45)
プリオン -----------

(P46)

真菌 -------------


「2」 感染症の発生と予防

(P46)
感染が成立するためには、感染源伝播経路宿主の3つが必要。

感染源とは、病原体に感染し病原体を体外に排出している動物や人のこと ・・・

伝播経路(感染経路
・・・ 接触感染、空気感染、飲食物感染、媒介動物による感染 ・・・ 、 ・・・ 母親から感染 ・・・

(P47)
感染が起きて発症する場合、症状が顕れる感染ということで「顕性感染」といいます。 ・・・

感染が短期間で、約1カ月以内に終了する感染を「急性感染」 ・・・ 感染が終息せず、長期間持続する場合を「持続感染」といいます。

・・・ 新興(エマージング)感染症 ・・・ 再興(リエマージング)感染症 ・・・


「3」 感染に対する生体反応

「4」 感染予防対策の実際

(P50-51)
ワクチンの種類
・・・ 微生物が生きている「生ワクチン」と、死んでいる不活化ワクチン」があります。
生ワクチンには、弱毒化した微生物を用います。 ・・・ 多くの場合細胞性免疫と液性免疫の両方が誘導されます。 ・・・ 不活化ワクチンは、 ・・・ 主に液性免疫が誘導されます。

・・・ 欧米では犬と猫用に遺伝子組換えワクチンが使用されはじめました。 ・・・

・・・ 必ず獣医師が健康診断のうえ、説明書に従ってワクチンを接種します。 ・・・

第2節 犬と猫のライフサイクルからみた健康管理と疾病予防
(P52-)
-----(犬と猫のライフサイクル1)------
   新生子期    幼年期     少年期
犬  ~4週     4週~12週  90日~6カ月
猫  ~30日       〃        〃

-----(犬と猫のライフサイクル2)------
    青年期     成年期    老年期
犬  6カ月~2年  2年8年   8年
猫  6カ月~1年  1年10年 10年

・・・ 生まれてから最初の一年で、人間の20歳ぐらいにあたるまでに育ちます。その後は、1年で人間の4~5年に相当する加齢をする、と考えられます。 ・・・

(P53)
「1」 新生子期の疾病予防 (犬:~4週、猫:~30日)

・・・

犬も猫も、生後5~6日までは目も見えず、耳も聞こえません。生まれたばかりの犬や猫を初生子とよびます。

初生子は、 ・・・ 体温が低く、35.0~36.0℃ぐらいです。 ・・・
・・・ 初生子が寒さにさらされると新生子心肺機能不全症候群という症状を起こすことがあります。 ・・・ この症状を起こすのは5日齢までで、 ・・・ 6日齢になると、視床下部にある体温中枢が機能をはじめ、 ・・・ 

・・・ 移行抗体のうち、約3%が胎盤関門を通過して子に移行 ・・・ 97%以上は、初生子が最初に飲む母乳(初乳)もよって受け継がれ、約60日間、感染症を予防します。 ・・・

犬も猫も生後10日前後で眼が開きます ・・・
犬は生後2週間、猫は生後1週間ぐらいで、音に反応することになります。・・・

4週齢くらいまでの時期の犬や猫に寄生する寄生虫は、回虫と鉤虫です
犬に寄生する回虫は、犬回虫と犬小回虫です。 ・・・ 経口感染だけでなく、 ・・・ 胎盤を通過して感染したり、母乳を通じての感染 ・・・
子犬がタールのような下痢が続いて衰弱してきたら、犬鉤虫の寄生が疑われます。・・・
猫に寄生する回虫は、猫回虫と犬回虫と犬小回虫の3種類があります。

(P54)
幽門狭窄
・・・ 犬ではボクサーやボストン・テリア猫ではシャム ・・・

右大動脈弓遺残
・・・ 子犬や子猫の巨大食道症(アカラジア)の原因の多くは、この先天的障害が原因 ・・・。

「2」 年期の疾病予防 (犬・猫ともに:4週~12週)
(P54)
・・・ 体温も、生後30日ぐらいから、平常値(38.0~39.0℃)か、それよりやや高め(39.3~39.5℃)で安定します。
犬も猫も、初乳によって与えられた移行抗体は、生後60日前後で低下してきます。

検便
・・・ 顕微鏡による寄生虫卵や細菌の検査だけではなく、ふん便の形状や色、においなどによって、消化の状態や消化器の状況などの判断材料となります。

ワクチン接種
子犬も子猫も、生後1~2カ月の間に最初のワクチン接種をします。現在の日本では、いくつかの感染症のワクチンを組み合わせた多価ワクチン(混合)ワクチンが主流です ・・・

「3」 年期の疾病予防 (犬・猫ともに:90日~6カ月)
(P54)
犬も猫も、先天性心疾患は生後1~6カ月に症状が現れる ・・・

生後3カ月を過ぎると、子犬も子猫も乳歯が永久歯に生え替わり、生後6~7カ月ですべての歯が生え替わります。小型犬の場合、乳歯が抜けずに残り、二重に歯が生えていることがあります。犬歯の乳歯が ・・・ 簡単に抜けないときは、動物病院で診てもらってください。

狂犬病の予防注射
日本では、生後90日を経過した犬を取得した人は、30日以内に登録申請しなければならない ・・・

「4」 年期の疾病予防 (犬:6カ月~2年 猫:6カ月~1年)
(P55)
犬の青年期の疾病予防
犬の不妊・去勢手術は、最初の発情期の前後に行うのがよいといわれています。・・・ 雄犬は性格が従順になるばかりではなく、老齢期の前立腺肥大症の発症が抑えられ、睾丸に関係する疾病にもなりません。 ・・・ 雌犬は不妊手術をすることにより、加齢後に老齢期の乳腺の腫瘍の発生率が少なくなります。 ・・・

猫の青年期の疾病予防
・・・ 猫の乳腺の腫瘍や子宮の疾病は、犬よりも少ないです。 ・・・
猫の青年期に発症しやすい疾病に、猫伝染性腹膜炎(FIP)があります。

「5」 年期の疾病予防 (犬:2年~8年 猫:1年~10年)
(P55)
・・・
猫は猫汎白血球減少症(猫パルボウイルス感染症)猫ウイルス性鼻気管炎(FRV)猫カリシウイルス(FCV)感染症に対する3種混合ワクチンが一般的 ・・・ その他にも、猫白血病ウイルス(FeLV)感染症や猫クラミジア症のワクチンがあり、・・・ 2008年には、猫免疫不全ウイルス(FIV)感染症のワクチンの国内販売が ・・・

犬の成年期に発症しやすい病名 ・・・
 ①外耳炎
 ②角膜炎
 ③椎間板ヘルニア
 ④腫瘍
 ⑤歯周病
 ⑥内分泌系の疾患
(↑↓共通しているのは、歯周病くらい
猫の成年期に発症しやすい病名 ・・・
 ①心筋症と大動脈血栓塞栓症
 ②膿胸
 ③横隔膜ヘルニア
 ④巨大結腸症
 ⑤甲状腺機能亢進症
 ⑥リンパ腫
 ⑦白血病
 ⑧白い猫の耳介の扁平上皮がん
 ⑨歯周病
 ➉口内炎

「6」 年期の疾病予防 (犬:8年~ 猫:10年~)
(P55-56)
老化の兆候は、猫よりも犬の方が早く現れます。 ・・・
・・・ 一般的には聴力が視力よりも先に衰えてきます

犬の老齢期の疾病
 痴呆
 床ずれ(褥創)
 犬の老齢期に発生しやすい病気
  ①僧帽弁閉鎖不全症
  ②白内障
  ③胃捻転症候群
  ④前立腺肥大症
  ⑤会陰ヘルニア
  ⑥糖尿病
  ⑦腫瘍
(↑↓共通しているのは、糖尿病と腫瘍くらい
猫の老齢期の疾病
・・・ 慢性腎不全 ・・・ 猫免疫不全ウイルス(FIV) ・・・ 猫伝染性貧血 ・・・ 糖尿病 ・・・ 腫瘍 ・・・

 

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コメント

1級受けられるのですね 
うーにーパパさんなら心配ありませんよ

約50問の出題で途中に2級のときの問題も出ていましたよ 
バタリー養鶏だったかな? 栃木の場合ですが・・うーにーパパ ファイト!!オーdash
失礼しましたpig

投稿: 小雪ママ | 2009年12月17日 (木) 09時50分

小雪ママさん、応援ありがとうsign03
昨年1級合格なさったんですよねcherryblossom

50問なんですか?
100問かと思っていました。
ちょっと回りくどい表現があると、問題を
読むの苦痛になってしまうタイプなので、
数が少ないのはとても嬉しいです。

場所によって問題が違うということはないと
思いますので、2級の範囲が出るという情報は
とてもありがたいです。

バタリー養鶏くらいなら分かります。
同じ辺りだとすると、今年は、ドレイズテスト
かな、なんて思いました。
3Rや5つの自由だともう自信がありませんdown

ま、どうにかなるでしょう。

とにかく頑張りますgood

投稿: yuge | 2009年12月17日 (木) 13時39分

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